Monster Encyclopedia
神話の時代から現代まで語り継がれる伝説の怪物・魔獣・邪龍。その正体と秘密を完全解剖する。
NUE — THE CHIMERA OF DARKNESS
平安時代に京の都を恐怖に陥れた伝説の怪物。その姿は複数の獣が合わさった奇怪なもので、夜な夜な帝の御所上空に現れ、不吉な鳴き声で民を震え上がらせた。源頼政が退治したことで名を馳せたが、その後も類似の怪物の目撃例が後を絶たない。
雷神の使いとして嵐の中に現れる神獣。猫、タヌキ、ムジナなど様々な姿が報告される。落雷の際に現れ、木に爪痕を残すとされる。人を傷つけることもあるが、基本的には神の使者。
月を丸ごと飲み込もうとする伝説の龍蛇。七つの月のうち六つを飲み込み、残る一つを狙い続ける。人々の鍋や太鼓の音が月食を起こすのはバクナワを追い払うためと言われる。
人間の影に潜り込み、意識を乗っ取る邪霊。光を嫌い、曇りの日や夕暮れ時に活動する。取り憑かれた者は自分の意思で行動できなくなり、別人のように変わってしまう。
聖なる湖の底に棲む巨大な水の鬼。神社の神域を守る使命を持つが、侵入者には容赦ない。水中では霊的な力を最大限に発揮し、嵐を呼び、波を操る能力を持つ。
聖域の謎
かつて人が近づくことを禁じられた神聖な湖が全国に存在した。その湖底には神域を守護する水の怪物が棲んでいると言われ、侵入した者が帰らなかった記録が多数残っている。しかし正しい礼を持って近づいた者には、怪物が道を開いたという話も伝わる。
英雄戦記神話の調査チームが全国17か所の「怪物伝説の湖」を調査した結果、そのいずれにも共通する特徴があることが判明した。それは湖底から湧き出す熱水と、特殊な磁場の存在だった——。